【書評】今おすすめの小説「三日間の幸福」三秋縋 寿命がお金に!? 読書ファンには絶対読んでほしい ちょっぴり不思議な恋愛小説 あらすじ レビュー 感想
人生に絶望した大学生クスノキは残りの人生の大半を売り払い僅かな余生で幸せを掴もうとする。
しかし、何をやっても上手くいかない。。
そんな中でクスノキは自分の監視役であるミヤギという少女と出会う。
ともに過ごす中でお互いに惹かれ合っていく。
生きてく意味を見つけたクスノキだが残りの人生はあと僅か。
クスノキの下した決断とは。。。
三秋縋が描くちょっぴり不思議な恋愛ラブストーリー。
こんにちは!さすけです!!
今回は、この前ブログで紹介した「恋する寄生虫」の作者である『三秋 縋』さんが描く、ちょっぴり不思議な恋愛物語「三日間の幸福」を紹介したいと思います。
「恋する寄生虫」のレビューはこちら🔻🔻🔻
登場人物
〈クスノキ〉
自分の人生に価値を見出せないでいるひねくれた考えを持つ大学生。
自暴自棄になり寿命を三ヶ月ほど残して全て売ってしまう。
ミヤギと出会い生きてく価値を見出す。
〈ミヤギ〉
寿命を売ったクスノキがよからぬことを起こさないよう「監視員」としてつく。
暗い過去をもっていて、クールで不思議な魅力を持つ美少女。
〈ヒメノ〉
クスノキの幼なじみであり、同様にひねくれた性格の持ち主である。
幼い頃に転向してしまう。
ストーリー
どうやら俺の人生には、今
後何一つ良いことがないらし
い。寿命の“査定価格’’が一
年につき一万円ぽっちだった
のは、そのせいだ。未来を悲
観して寿命の大半を売り払っ
た俺は、僅かな余生で幸せを
掴もうと躍起になるが、何を
やっても裏目に出る。空回り
し続ける俺を醒めた目で見つ
める、「監視員」のミヤギ。
彼女の為に生きることこそが
一番の幸せなのだと気付く頃
には、俺の寿命は二か月を切
っていた。ウェブで大人気の
エピソードがついに文庫化。
(原題:『寿命を買い取って
もらった。一年につき、一万円で。』)
【三日間の幸福 裏表紙より】
※ここから軽いネタバレ要素を含みます。
見たくない人はここまで!!
電子版はこちら🔻🔻🔻
印象に残ったシーン
ミヤギは最初仕事としてクスノキの「監視員」をしていて最初はそっけなくて機械のように冷たい女の子だったのですが、あることをきっかけに心を開き始め人間味のある表情が顔を出し始めます。恐らくツンデレ好きにはたまらないでしょう笑
なんといっても注目は、クスノキの寿命は一年につき一万円だったということです!いくらなんでも安すぎ!と思ってしまいました。そして、それを売ってしまったというのもまた面白い話です。しかし、最後にもっと衝撃的な事実が明かされます。。。。。
個人的ベストシーンは、ミヤギは監視対象者にしか姿が見えないのですが、クスノキはそれを承知で、外でミヤギに話しかけたり、一緒にボート乗ったり、居酒屋に行ったりします、周りから見れば一人で変な人がはしゃいでるように見えるのに。😓😓
でもミヤギにとってそれはとても嬉しいようで二人だけの思い出を作るシーンは心温まりました☺️
感想
この本を読んでみて、思ったのは人生は長さではなく質であるということです。
クスノキは、もともと寿命が短く、予定であれば50歳くらいまでなにもいいことがなく淡々とすごし最後には事故で死ぬ予定だったのですが、人生を売ることによってミヤギと出会い幸せを手にしているのを見るとやはり幸せでない30年と幸せな3ヶ月だったら後者を選びますよね!人生は質なんだと改めて思います。
でも。正直自分の人生が一年につき一万円なんていわれたらショックです😥
皮肉にも幸せを手に入れた時にはクスノキの余生は僅か二か月。。。二人に別れが訪れるのは切なかったです。
それとミヤギという女の子は、絵に書いたような可愛らしい子で、ツンデレはたまらなかったです☺️☺️☺️
やっぱり三秋縋さんの作品はいい味だしてるんですよね(オチとか)
とても面白かった!!!!!
まとめ
今回は、「三日間の幸福」を紹介しました
一風変わったラブストーリーを読みたい!!!
という方におすすめの一冊です!
ぜひ読んでみて、三秋縋ワールドに引き込まれましょう!!
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電子書籍版も🔻🔻🔻