さすけの読書部屋

私が好きな本を全ての本好きに向けて紹介します!!!

【書評】 小説を愛する全ての人に贈る、圧倒的感動作。 「この世界にiを込めて」 死人からの届くはずのないメール?  「君は月夜に光り輝く」の佐野徹夜が描く不思議な物語。

 

 

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この世界にiをこめて

 

 生きずらさを感じ、退屈な高校生活を送る染井浩平のもとに

【現実に期待なんかしているからだめなんだよ】

と一通のメール。

それは、死んだはずの吉野紫苑からの届くはずのないメールであった。

ありえないメールのやりとりの先に、何が待っているのか。

吉野の最後の言葉にたどり着いた時、そこには衝撃の結末が待っていた。

二人の小説家を巡った一風変わった感動作。

 
 
こんにちは!さすけです!
 
今日は、あの超感動作君は月夜に光り輝くを書いた佐野徹夜さんの作品!!
 
小説が大好きな人にお勧めの本「この世界にiをこめて」を紹介していきます!!!!!!!
 
一風変わった感動作を読み味わってみてください!!!!!
 
 

 

登場人物

 
 〈染井浩平〉
 
この世界に生きずらさを感じ、退屈な生活を送る高校生。
小説家志望で、小説が大好き。
中学で吉野紫苑と出会い彼女の小説に魅せられ友達になる。
半年前に死んだ吉野紫苑の携帯に意味のないメールを送り続けている。
 

 

〈吉野紫苑〉

染井浩平の唯一の女友達であり、天才小説家。

小説に全てを捧げている。

小説を書いてるときにしか生きてる実感がもてず半年前に自殺する。

 


 

〈真白澄佳〉

自分の気持ちなんて誰にもわからないと思っており臆病で冷めてて、何か諦めている。

吉野の小説と出会い、憧れの的となる。

高校で、偶然吉野と対面し仲良くなる。

転校先で、染井と出会う。

 


 

あらすじ

 

生きづらさを抱え、退屈な
高校生活を送る僕に、ある日
届いた1通のメール。
【現実に期待なんかしてるか
ら駄目なんだよ】
 でも、それは届くはずのな
いメール。送り主は吉野紫苑。
彼女は、屈折した僕の唯一の
女友達で、半年前に死んでし
まった天才小説家だった。
 あり得ないはずのメールの
やりとりから、僕は失った時
間を取り戻していく。やがて、
遺された 吉野の最後の言葉に
辿り着いた時、そこには衝撃
の結末が待っていた。

この世界にiを込めて 裏表紙より

 

 

 

ここから少しネタバレ要素含みます

知りたくない人はここまで

 

 

 

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印象に残ったシーン

 

注目すべきは、死んだはずの吉野紫苑から染井にメールの返信が来るという点です。

染井は吉野が死んだ後も日々の不満や何気ないことをメールし続けていたある日、なんと吉野から返信が来るのです!その不思議なやりとりが面白く、染井に生きる活力を与えてるのが目に見えて微笑ましいです。

そして、真白澄佳という存在がどのように関係してくるのかも重要になってきます。

そしてなんといっても、登場人物が基本的にこの世界に生きずらさや不満を持っているのです、そして小説を通して自分の生きる価値に気づいていくのです。本って読んでいると本当に元気をくれますよね!!!

亡き人とのメールや染井と真白との関係性にも注目です。

そして最後には。。。。。。

衝撃の結末にも注目です!!!!

 

感想

 

 この本を読んで、小説は人を幸福にしたりもするが不幸にもしてしまう力があるんだなと思いました。

小説だけが、吉野紫苑をつなぎ止めていたのに全く書けなくなってしまったときは相当な不安だったのではないでしょうか、これは現実にもあり得る話で小説家の人たちはこんなにも孤独との戦いをしていると考えたら一冊一冊を大切に読んでいきたいなと思いました。

小説の中で小説を読むというのも不思議な体験で初めてでした。

やはり『佐野徹夜』さんの小説は、そういうところで楽しませてくれます!!!!

そして、オチもバッチリでした!!!!!!!

 

まとめ

 

今回は、『佐野徹夜』の「この世界にiをこめて」を紹介してきましたが、この人の小説は、、本当に好きですね!!読む手が止まらなくなります。

今、1番推せる作家さんなので是非読んで見てください!!!!

どんどんほかの作品も、読みたくなっていくことでしょう!!!!!!!

 

 

 

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